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1231
あなたにとって、今年はどんな一年でしたか。と聞かれたら、どんなことでもいいから、何かはっきりと総纏めにして即答できるような、そういう自分でもありたいけれど。
一言では言い尽くせるわけのない濃密な時間をすごしてきたとも思いたいです。
毎年、毎年のことながら。
1227
誰だって自分の毎日を愛したいんだ。その理想がなかなかうまいこと体現できないから、人が嫌いになったり、世界が厭になったり、自分を消したくなったりする瞬間も、そりゃあまあ、あるんだけれど。
根本では、みんながみんな、愛せる毎日を探してるんだ。
1226
すり減らさない範囲内で自身を浪費することの難しさ。
1224
キリストやサンタクロースを信じているかと言われると決してそうでもないのだけれど、だからといって信じていないと断言するほど否定する気も起こらないのが、曖昧な僕らの現実なわけで。
ただ、メリークリスマスと挨拶するのは、悪い気分じゃない。
それでいいんじゃないかな。
1221
真っ暗闇の中を歩いていかなきゃならないときは、眼を瞑るようにしている。
眼を見開いても何も見えなかったら、それは不安だけど、自分の意志で視界を遮っているのならば、何も見えないのも至極当然のことで、だから、何を信じればいいかよく解るようになるのだ。
1220
結局のところ。
現実が現実の範囲内にある限り、どんなに柔軟に考えても受け入れられないほどひどいことなんて、多分、ないよ。アナタが怖れているそんな残虐なことすら、同じ人間のなせる業なんだ。
解ってるくせに、解ってるから、縋るのも楽しいんだけれど。
1217
言い出せばきりがない。
肩の端が私の額を乗せるのに丁度良い場所にあること。肌に感じる体温がかなり高めであること。定期的な心音を伝える胸は決して厚くないこと。呼吸をするのと同じ速さで染み込んでゆく心地よい匂いが漂っていること。頭上から正しい声で正しい呼び方で私の名を呼ぶ声が降ってくること。それから、それから。
私が今いちばん欲しているのは、それら全てを満たす抱擁なのです。
1212
ひととの距離を上手に取れない人も不幸だけれど。
ひととの距離を上手に取れすぎる人も哀しいのだろう。
自分がどっちにいるかも解らない私は、もっと虚しいのかもしれないけれど。時には風に身を任せるのも、いいじゃない。
1211
たったひとつのすごく大切なものを見失わないようにしていたら、たくさんのすこし大切なものを見逃してしまっていた気もするけれど、やっぱりすごく大切なもののほうがより大切だし、それを見失うわけにはいかないので、私はどうしたら良いのかわからなくなって、なんとなく途方に暮れてしまいました。
1210
僕はあの頃まだ、君を失ったことは僕自身の判断を誤った所為だと思っていた。今思えば、実は誤っていたのは君を失ったことそれ自体ではなく、良い意味でも悪い意味でも、君を失うまいと思って躍起になってしまったことのほうなのだと解る。
激流にのまれまいと、不自然なところに力を入れる。
1209
私があなたのすぐ隣にいて、このくらいの雪が降ることなんて、当たり前に受け止められる日が来ればいいのに、と思っている。
寒いのも面倒くさいのも、単に慣れないことと寂しいのが原因に違いないのだから。
早く、早く。
1206
たとえば、絵に描いたような、辛く苦しい長い道のり。
そこを、ひたすら走って走って走って走って、そしてようやく辿りつけるのが、たった一瞬のほほえみだったとしても、悪くない。走れるだけ、少しシアワセ。
1205
執着は地上で派手に炎をあげるようなものだ。
諦観は知らぬ間に地中に根を張りめぐらせてしまうようなものだ。
執着は長く続かないことをしっていれば安易に手を出せるけれど、諦観に手を染めたら取り返しのつかない状態になる。だから、私はしがみついている。あなたに。
1204
何も喋らなくても心が通じ合えると、すっかり思い込んでしまった私を地獄に突き落とすのは、単なる現実なんです。
解ってる。本当は、解ってるよ。
伝えるということを、決して怠ってはいけないことくらい。
1203
眠れない理由も。頭が痛い理由も。
電話越しの声に元気がない理由も、何故だかすぐに泣きそうな理由も、なにもかも。
全部、うまく言葉にあらわすことが出来ないのは良いとして、こころに蓄積されたそれらのすべてがあたしの中で悪魔に変わってしまいませんように。
1202
いつだったか、なんて、私がそれを明確に覚えていないはずもないのだけれど。ずうっと昔に、ただ春が来るのをじっと堪えて待たなければいけない冬があった。
あのときの自分も、今の自分も、同じだ。
春を待ち望むあまり、無意識のうちに暖かいほうへ流されてしまう。
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