1031  
 初霜を観測したという割には洗濯日和の札幌ウィークデイ。干したばかりの毛布に体を包んでうつらうつらしていると、トウキョウという街で過ごしていた時間や見慣れたはずの風景や袖振り合った人々のことなんかもすべて私の夢だったのではないかなんて思ってしまうよ。
 ねえ、元気?
1029  
 私にだって、パーキングを一発できめることくらいあるのよ。そりゃあ、確かにごく偶にではあるけれどね。やるときはやるのよ。ただあなたが知らないだけ。言うつもりもないわ。
 だって、本当はあなたの助手席にいるほうが幸せだもの。
1028  
 『しない』よりも『する』ほうが少しだけ有意義だと勘違いしてきたことを、勘違いであると気づきもしなかった厚顔なあたくしは、いずれにせよ決断するのに必要な勇気は同じようなものであると今さら気がついて。
 そうして初めて、泣きました。
1017  
 きっと、戻る場所があるからどこにでも行けるんだろうなあ。と。
 解ってるんだけど。解ってるから。
 わがままになる。
1015  
 意味なんてないって言ったけど、あれはちょっと嘘だよ。
 本当は、意味なんて私が考えるものだし、私にしか決められないものだし、だからそれは私にとっての意味でしかないってことだよ。
1014  
 信じようが信じまいが大差ないこの世の中なので。
 せっかくだから私は、信じる。
 意味なんてないし、持たせたくない。
1013  
 答えが一つじゃないと思うからこそ、私はとりあえず一つを選択してみるという自由を持っているわけで。
 もし一つしか答えを選んではいけないといわれたら、たぶん私は一生何も選択せずに生きようと思ったに違いない。
1011  
 静まり返った深夜の住宅街、ふたりで好きな歌を小さく口ずさみながら歩く夜。
 声は透き通った空気によく響き、だから私はどんなに寒い夜でも寒く感じずに済む方法を、また一つ知ってしまったのです。
1007  
 南西の空がやけに明るく見える日には、ずいぶん遠くへ来てしまったのだと実感するので、彼岸にいる誰かを思うことにしている。 。

1005  
 答えは一つじゃなくて良いんだと解ってから、気持ちは楽になったけれど。
 だからといって生き方が変わるわけじゃない。